髙橋 良太

運営マネジメントコース

スーパー・コート大阪城公園

エリアマネージャー兼施設長

髙橋 良太RYOTA TAKAHASHI

2006年入社

「株式会社」の福祉・介護こそ、自己成長を図れる場だと確信。

とある高齢の方との出会いで、児童から高齢者へ進路をシフトしました。

もともとは、単純に子どもが好きで、保育士になりたかったのです。しかし途中で、ピアノが弾けずに挫折しました。他に子どもに関わる仕事はないかと福祉分野に児童に関わる仕事があることを知り福祉大学へ進学。実習で、障がい児の支援施設、高齢者施設など、さまざま訪問した中で、実習先のひとつのデイサービスで出会った高齢者の方が私の進路を決定づけたと言っても過言ではありません。その方は、目が不自由な常連の利用者さんで、私たち実習生を先頭に立って迎え入れてくれました。実習を楽しく過ごせるように指導しながら、関わってくださり、最終的にお見送りまで。利用者さんからのおもてなしを受け、それまで目の見えない世界は、私の中で絶望のイメージでしたが、その方は真っ暗闇の中、顔も知らない私たちを最大限のおもてなしで接してくれたのです。これからは、そうした高齢の方々の支援を、おもてなしをしてきたい、手助け、サポートをしたいと思うようになり、福祉・介護業界に絞って就職活動。ただ、「社会福祉法人」か「株式会社」かの選択はあり、最初は「社会福祉法人」が優勢でした。それを一変させたのが、スーパー・コートの企業説明会です。私の就活当時のスーパー・コートが運営していた有料老人ホームは、4棟ほど。ところが説明会では、まだまだ知名度の乏しい、その小さい民間企業が、今後10年で30棟を目指すと真剣な眼差しで話すではないですか。「えっ、10年で、関西圏に30棟!?」と驚くのと同時に、これから成長していく企業に自分の身を投じ、一緒に自己成長を図れたら楽しいと思う自分自身がいたことを覚えています。

インタビュー
インタビュー

施設長の「やる気」のボタンを押すことが、ご入居者、スタッフの喜びにつながります。

入社時から「5年後には施設長になる!」という目標を公言し、無事に有言実行できました。2019年には、スーパー・コート東大阪新石切の施設長となり、翌2020年の8月からエリアマネージャーを兼務。もちろん、施設長より上役のエリアマネージャーも目標のひとつでしたが、辞令を受けたときは、少し早いなというのが正直な感想でした。というのも、私の新石切への赴任理由は、施設を軌道に乗せる使命があってのことで、2020年8月は志半ば。「よし、軌道に乗った!」と思えるまでには至っておらず、エリアマネージャーには、もっと結果が出てからのほうが…」と思いつつも、期待に応えるべくお受けしました。現在は、自施設である新石切、あやめ池、東大阪みと、大東、東淀川の5施設をマネジメントしています。就任したばかりで、本当に手探り状態ですが、まずは自分が思ったように動いています。とはいえ、やることは、ただひとつ、施設長の「やる気」のボタンを押すことです。押すためには、その人のことを知らないといけないので、各施設へ赴き、話を聞いて、考えや人となりの把握に努める。やりたいことをできるようにしたい。お持ちの個性にマッチして出せる施設運営をしてほしい。やりたいことをできるように持っていきたい。スーパー・コートの理念の範囲で、施設長がやりたいようにやってもらわないと施設は盛り上がりません。スタッフも施設長を見ている。発信力、発言力のある人がやる気なくて、楽しく仕事せず、窮屈に仕事していると周りに良い影響を及ぼしません。施設長がイキイキ仕事をしている姿を出してこそ、その施設はご入居者とスタッフの笑顔で輝きます。

新卒社員が明るい未来を描ける組織づくりを追い求めていきます。

施設長を経験して、強く感じたことは、施設長は孤独だということです。主任やリーダーであれば各施設に複数人いますが、施設長は各施設にひとりだけ。他施設にしか同じポジションの人がおらず、困ったときに相談できる人、手を差し伸べてくれる人が身近にいません。しかし、施設長だって誰かに話を聞いてもらいたいときがあり、聞いてくれるのはエリアマネージャーだけです。私自身、実際に手を差し伸べるかは別にして、施設長から求められたときに手を差し伸べられる状態にはしています。やはり、施設長にはエリアマネージャーになりたいと思ってほしく、同じように、主任やリーダー、一般のスタッフには、それぞれの上のポストを目指してほしいですから。そのために、施設長としては、ご入居者や自施設の職員から、エリアマネージャーとしては、各施設長から信用、信頼をしてもらえるよう、これからも努力を重ねていきます。エリアマネージャーになり、私自身と同じく新卒で入ったスタッフの未来を明るくしたいとの想いが、より大きくなりました。新卒スタッフの笑顔を見るのが、楽しく仕事をしている姿を見のが、心からうれしいんです。スタッフ一人ひとりが、「こんなことしたい」「あんなことしたい」とワクワクであふれる組織づくりの一翼を担えるエリアマネージャーへと成長していきます。

就活生へのメッセージ

就活生へのメッセージ

新卒で入社し、転職を経験していないので、スーパー・コートに育ててもらいました。新卒で入社し、気軽に転職をする人もいますが、自分自身で選んだ会社、道なら、突き進んでほしい、信じてやってほしいですね。もちろん、途中で選んで本当に良かったのかと自問自答することもあるかもしれませんが、「良かったんだよ」と自分自身に言ってあげてください。突き進む価値は、スーパー・コートにはあります。おこがましいですが、それを私自身が証明しますので、ぜひ、「こんな先輩がいるんだ!」と思って飛び込んでください。

1日の流れ

9:00

朝礼

担当施設を訪問し、朝礼に参加します。

10:00

面談

施設長と面談し、状況を確認します。スタッフと直接面談することもあります。

12:00

移動・休憩

担当の別施設もしくは、自施設へ移動する場合は、移動の途中でランチを食べます。

14:00

事務作業

自施設で書類の作成を行います。

16:00

夕礼

午前とは別の施設に移動し、夕礼に参加。施設長との面談を行います。

18:00

退勤

本日もお疲れ様でした。

プロフィール

Profile

子どもと関わる仕事を志して福祉大学へ進学。実習先での高齢者の方と出会いで、希望の就職先を高齢者介護へ変更。社会福祉法人、株式会社問わず、さまざまな事業者の企業説明会に参加する中で出会ったスーパー・コートのビジョンに共鳴し入社を決意。総合職として新卒入社。半年間の新入社員研修を経て、グループの社会福祉法人「聖綾福祉会」へ出向という形で配属。主任、副施設長を歴任し、26歳で入社時の目標だった施設長へ。2019年にスーパー・コート新石切へ異動。2020年からエリアマネージャーを兼務している。

取材日:2020年11月